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「幸ちゃんのカバンと言えば、Louis Vuittonのマルチカラーシリーズやね!」と、トレードマークになりつつあるバッグ。

以前、10年近く使っているLouis Vuittonのマルチカラー、ソローニュのショルダー部分がぼろぼろになってしまい、修理に出した。

修理に数万かかると言われたけど、ずっと使いたいから修理しました。

そのときに、店員さんが
「今、使用感出ない様に、汚れがつかないように使われることが多い中、こんな真っ黒(←革部分の焼けのこと)になるまで、使って下さっているんですね。」

と、くたくたのバッグを握って言われました。

使用感出ない様に使うってことは、頻繁に持ち歩かないってことか?
クロゼットに閉まってる時の方が多いってことか?
悲しいけど、いずれ売る事も考えているのか??

…ブランドもののバッグ。

色んな使い道?があるんでしょうが、私は、
「このひと、ずーっとこれ持ってはるねんなぁ。年期入ってるな!!!」って思ってもらいたい。

ブランドものを、お飾り?みたいに持ってるのはかっこ悪い…と思っています。
そのバッグが違和感無く似合う人になりたいし、使いこなしていて、持っててカッコイイって思ってもらえる人になりたい。

「ヨーロッパでは、こういういいカバンは、おばあちゃんの代から受け取って大事に大事に使うと聞いてました。そんなバッグと比べたら…まだまだでしょう?」

と言ったら、店員さんはとても嬉しそうな顔で「職人さん達が喜びます!!」って笑って下さった。

パリで出会ったアーティストが言っていた。Louis VuittonやCHANELの様な高級ブランドは、

苦労して苦労して大成した人が、やっと持てるもので、
そしてそんな人だからこそ似合うものだ


って。

本当に心から、そう思う。
まだまだ、その言葉には遠いけど、そう、なりたい。